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初めて知った恋だった
恋、来い、乞い、孤悲
あなたに置き忘れた心
君の呼ぶ声が聞こえる
あなたの最後の言葉がまだ、耳の中に残っている
いっしょにだめになろう
おだやかな一週間
くいーんずいんぐりっす
私は持っていなかったもの
触れた指先から
大人になんてなりたくない
丁寧な強盗
ビューティフルでは物足りない
嘘だよと笑う君の嘘に、気付いていないと嘘を吐いた。
世界が輪郭を失う。
ぼんやりと、霞む視界。
あんたが殺して
きれいな人だと思った
削られ丸くなった小さなガラス
透かして見る
どうせ終わる世界なら、生まれたくなんてなかったよ
この世界は急速に終わっていった。
閉じていく世界
ああ、愛おしいものがやってくるよ。
君の目をぼくにくれないか。
あなたがそんな顔で私を見るから
私はあなたを愛しきれない
「ねぇ、あなた、私は戻りたい」
あなたが好き
そんな簡単な一言が、こんなにも難しい。
口に出さなければ伝わらないこともあるよ

ねぇ、どうして
大好きが伝わらない
俺は君が分からないよ
分かろうともしないくせに
私はそんなに綺麗じゃない
愛してるなんて言わないで。
不安になるから捕まえていてよ。
分からないのか、それがお前を殺すのだ。
それはつまり、手袋の上からじゃ、伝わるものも伝わらないってことさ
もう誰も傷つけたくない、誰も悲しませたくない。
言いながら私は剣を握る。
なんて、笑ってしまう。
そうよ、いつだってそう。
用心するにこしたことないわ。
失ってからじゃ遅いもの。
泣くぐらいなら、最初からしなければよかったのに。
全てを忘れて純粋に、心からあなたを愛してしまえたら
今この手を離したら、君が消えてしまいそうで。
徒花には、ならないで
真剣になったら痛い思いするってわかってた
でも本気になってる自分がなんだか少しだけ心地いいよ
お願い私を見捨てないで
何もないこの暗闇の中で、何を信じろというの
愛なんてくるしいだけのものでしょう
苦しいだけの愛ならいらない
私はあなたが好きじゃない
よしなに。
ご自愛ください。
手を伸ばすには遠すぎて、肩を抱くには近すぎた。
大人になんてなりたくない
大事なものはいつだって、なくしてから気付くのよ。

夜の青に縁取られた私の黒い掌
それは一方的な出口
君の影に咲く花
きれいな恋をしたい
私が死んでも、世界は回る。
ごめんね。なんて、言えたらなぁ。
あなたを見ているだけでよかった
その背中が、遠すぎて
私だけの何かを手に入れたいの。
忘れられない思いはありますか
触れたい、なんて罪深い願い
それはすべてをかき消していく
あなたが消えてしまわないことを願った
もう遅いと、闇が笑った
この世で一番公平なこと
それは死だと思わない?
私を見失わないで
積み木のような僕らだから new!
これでお仕舞い
端っこの恋
隅っこの恋
空が落っこちて
シーソーボーイ
ブランコガール
合図をください
二酸化炭素と私
酸素ボンベ
そんなんじゃ足りない
背中から伝わる振動
携帯電話は携帯しましょう
あ、わらった

 

一人迷路
二人迷子
ひとりぼっち
ふたりぼっち
全部だなんて言わないから
少しだけあなたをください
届かぬ、恋
爪を立てる
つまり、そういうことなのだ
私はあなたを愛している
側にいられないのなら
忘れてください、私ごと、全部
そっと、そっとね
もっと、もっとね
ずっと、ずっとね
ガラスの靴でさえ、君は残してくれなかったんだ
別れさえ告げず消えていく、私を許して
カップとともに、戸棚にしまった
あなたのくれるものならば
あなたのくれたものならば
涙でさえ、愛しい
このまま殺して
引き寄せるその腕の力がどうしようもなく
用意した言い訳は
欲しくないよ、愛なんか
不思議と怖くはないんだ
君はぼくを永遠に失うけれど
簡潔に完結
簡単に感嘆
ここまででございます
かっことじ